あらすじ

世界最大のクイズショーで、残り一問まで辿り着いたスラムの少年。間違えれば、一文無し。正解すれば、番組史上最高額の賞金を手に入れる。〈スラムの負け犬:スラムドッグ〉が全てを賭けて出した、人生の“ファイナル・アンサー”は―?


感想

インドのスラムという今日生きることだけを考え明日のことなんてわからない劣悪な環境。ましてやまともな教育なんて受けたことのない青年が最後の問題までたどり着けたのはなぜなのか。

「運命」というものがキーとなり、今まで経験してきた壮絶な体験から答えが紡ぎだされていく様は一気に物語に入り込むものになった。

それだけに、最後の問題について第六感のようなそういう気がするという感じで4択から1つを選び出したのには違和感があった。

3人が出会うきっかけとなった三銃士の問題であり何かあるのかと思ったが何もなかった。その時に感じたのは何もないのかよといった肩透かし感だったが、この作品のテーマは運命であることを考えるとそれでいいのかもしれない。

人が選択する道は運が良かったとか悪かったではなく、その人自身が歩いてきた結果である。

考えると最終問題彼は運が良かったというよりは、今までのマイナスがためてきたバネのように一気に解放されたかのように思う。

人の人生は波が必ずあり上に行くこともあれば下に行くこともある。自分の選択によりそれはその都度起きているが彼には最終問題に上昇の時が来たのかと解釈した。