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内容紹介

1冊で一気に学べる「アニメ製作の教科書」

アニメのプロデューサーには「製作」と「制作」、2つの役割があります。「製作」はアニメを「商品」として見る立場、「制作」はアニメを「作品」として見る立場です。日本のアニメはクリエイティブのレベルが高く、世界中でニーズがあります。でも、ビジネス面では発展途上です。この構造を変えられるのは、「製作」と「制作」両方のスキルと変革の意志を持った、新時代のアニメーションプロデューサーだけです。本書は「この先」を作るために、アニメーションプロデューサーに必要な「今現在の常識」を一気に学べる本をめざしました。アニメビジネスの未来のために、この本をぜひ使ってください。


感想
アニメが好きなオタクとしては、この本はアニメの裏側を書いてくれているので普段見えないことや、疑問に思っていたことがわかって読みごたえがあった。

個人的に印象に残っていることは声優と〇〇委員会といったエンディングのテロップの意味だ。

この本を読むまで声優という仕事がどれほど厳しいものかわかっていなかった。

1本のアニメの主役を勝ち取っても例外を除き十数万というのは何とも言えない気分だ。

今でこそ声優というものが表舞台に出ているが、昔は演技力と特徴的な声をもっておれば慣れる特殊な職業だった。

今は、イベントが毎週行われたり、歌やダンスもでき、おもしろい会話もしなければいけないという最強のスーパーマンがなる職なんじゃないかと思う。

俳優やアイドルなんかより求められるものが多すぎてとんでもないことになっているなと思った。

 

そして、一番興味深かったのがアニメの委員会というものだ。

アニメ1本作るのに1億はくだらないため、外してもいいように複数出資してもらって爆死を避けるという手法らしいがこれによりものすごい数のアニメが毎クールできている。

この問題は大量生産による質の劣化も考えられるが、なにより1つの会社が作ってるわけではないのでアニメを作るおおもとのアニメーターにお金が流れないことにある。

1つの会社が作っていたら、ボーナスやら売れ行きによる歩合制などいろいろできるが、出資式の現状制作費が払われるだけで、二次的な副産物のお金は一切入らない。

現状アニメーターは好きでないとなる意味がないほどに過酷なことがわかる。

よくすさまじい量の絵を描いているのを取り上げられたりしているが、給料が安いという意味がこの本を読んでわかった。

そのほかにも権利やら、劇場版でアニメの総集編をなぜ流すのかなど面白い話が盛沢山だった。