性癖1

あらすじ

新卒教員、伊藤が受け持ったクラスは特殊だった――白ギャルビ○チに盗撮魔、ヘンタイ発明家に露出女子、性癖はナイショの清楚系委員長など、20人の特殊性癖の持ち主が集まっていた。伊藤の役目は生徒を正しい道へと導くこと――ではなく、生徒の性癖を伸ばすこと!? アブノーマルな日常にも慣れてきたある日、掃除ロッカーから亀甲縛りの女の子が――第22回[秋]スニーカー大賞話題作。問題児たちが送る性癖エロコメディ!


感想

買って読むまではこの作品は従来あるちょっとエッチな作品(おっぱい揉むぐらいだろう)と思っていた。

しかし、読み進めていくうちにエッチだという印象より、過激なヤレルんじゃないかと思えるほどの興奮を味わうことになった。

何回かこれ18禁じゃないよなと確認したレベルなのでそういうものを期待する人は満足すると思う。

総評したとき、結構過激な作品が増えてる中ここまで飛び抜けてるものは珍しいなと思う。18禁作品と身構えていなかったので、ヤレソウでヤレナイというギリギリの描写などそそられるものが各所にあった。タイトル通り倒錯した世界が楽しめる。他の子の性癖も見てみたいと思ったので読み終わった後ハマったなと思った。

 

本編に触れるが、最初私は伏黒が本当は力を持っていて胡桃沢を従わせてるのかと疑ってしまった。なぜならあまりにも臭すぎた。愚直で気が弱い彼女は、どうしても裏があるようなものに見えてしまったが、途中に毒を吐くようになりもう一人違和感がある人物が出現しその線は消え失せる。

その人物は優等生として登場した恭野だ。

ロッカーでの件の時に恭野は、異常な教室に対して何も反応を示さず、本文にも忘れ物を取りに来た彼女は何も持っていなかったという記述をしてくれており、すごく気になる人物になった。こいつが全部仕切ってて、イジメ側とイジメられる側の様子を楽しんでるんじゃないのかと思ったが、1巻では含ませただけで進展はなかった。

勘違いや妄想を繰り広げてたが、結局は愚直にも欲望に忠実に行動した登場人物に私自身が振り回されてた感がある。

小説なんだからすべて自由だろと言われても色々考えてしまい、「おいおいそれはないだろ」と思っていたことが、最後には「まじかよ」となったりする。

こういった感情を揺さぶられる体験ができるからやめられない。

色々と超越したハカセの発言より

こんなに可愛い女の子でも生き物なんだ。産もうと思えば僕の子を産むことができるんだ。この子はすました顔をして、こんなにもいやらしい臓器をつけて生きているんだ。